連載エッセイ『シングルマザーのススメ』#6(最終回)

シングルマザーのススメ

バイクにまたがってかっ飛ばしてたヒトが、とうとう産んじゃいました! 抱っこの姿はなんか年の離れたねーちゃんみたいだゼッ。(編集部の担当さんコメント)

 ベビーが生まれて、早くも2カ月になります。いやあ

もう、やることはいっぱいでバタバタ。退院してすぐは

家族の手があって余裕でしたが、今は自宅なのでだれも

手伝ってくれません。朝は7時ごろ授乳タイムでいった

ん起きるけど、それで起きられれば洗濯やら掃除やらで

充実しだ一日のはじまり。眠い日は昼ごろから活動開始

です。このヘンは朝ダンナさんを会社に送り出さなくち

ゃいけない主婦とは違った、ひとり身ならではの特権で

す。夜も時間を問わすベピーの寝ているスキに夕食を済

ませて、眠かったら寝ちゃうし、眠くなかったらやるこ

とは山ほどあるのでなんかやってます。おかげで時間の

使い方がうまくなりましだ。やることはダーッとやって、

休憩のときはゆっくり休む。あせらない性格なので心身

ともに健康的な毎日を過ごしてます。

 問題は仕事です。生活はすべて私にかかっているからね。0歳保育であずかってくれる保育所はあるけど、今はとっていないとか定員オーバーだっだりして、なかなかすぐには入園できません。キャー困った、どうしよう…と思っだけど、仕事ってのは探せばあるモンだ。今は入園待ちしながら自宅でできる仕事をしてマイベースで過ごしてます。早く準備しておくにこしたことはないと反省はしてるケド。

 それにしても仕事やお金って、妊娠・出産してから準備しても案外間に合いますね。出産費やベビー用品そろえるのも、お金かけたら果てしなくかかっちゃうけど、かけなきゃ節約できるものだし。本当に必要なものや長く使うものにだけお金かけてね。

「シングルマザー」なんて、ハヤってんのか知らないけど、このごろやけに目につきます。自分がそうだからってのもあるけど、妊婦さんや赤ちゃんも最近多く見かけます。気のせいかしら?それでもバッイチの母子家庭や未婚・非婚の母だって今になってできたものじゃないし、それでやってきた人たちも大勢いるんですよね。

 初めて自分でシングルマザーになるんだと決めたとき、いちばんかまえてしまったのは実は私自身だったのかな。実際の生活が始まって、特に苦労するわけでもないしエラくなったわけでもない。ルビー・モレノさんや内田春菊さんみたいな財力も精神力も備わった人でないと無理ってんじゃないのね。アタシみたいなフツーの人間でもやってけるように、社会はうまくできてるようです。

 妊娠してから彼に婚約者がいると発覚したけど、私を見て自分もひとりで頑張ろうと思った友人がいます。そのときはヘンな影響しちゃったかしらと少し心配しだけど、今はこういう選択もより良い生き方としてぜひおすすめしたいです。かっこいいママガもっと増えたらいいなぁ。みなさんもこれからがんばってかっこよく「母親業」してくださいね!

 


お妾さん人生のはじまり

ん?「妊娠してから彼に婚約者がいると発覚」??

いや婚約者じゃなくて”長年連れ添った妻”だけど、

なんでここ原稿こうなってるんだろう?今気づいた。

 

ええ、妻がいる男性とおつきあいしてました。

バツイチだと騙されていたとはいえ、

その後別れず二人目も生んでしまうという

「オマエ!もう不倫確信犯じゃないか」と批判されそうだけど

 

第一子妊娠中に奥様からお電話いただき

当然ながら子どもは堕胎して夫には二度と会わないでほしい

との内容でスタートしたでございますですよ。

 

私は正直に、結婚はしたかったけどそれは子どもを産むための必須事項だと思っていたからで

今はその必要がないので、離婚は望んでいないと説明。

 

妻を敵視していないし、生活を脅かすことはないというと

どうやら以前にも夫の浮気で妊娠騒ぎがあったらしく、

その時の彼女は離婚しろの一点張りで、結局堕胎して去ったそう。

 

「アナタはまったく違うのね」

 

そこから空気が一変、

子どものいない妻にとって他所で子どもが生まれるのはショックだが

彼に子どもを持たせてあげたかったという思いはあったそう。

 

精神的に無理だけど彼の子どもをみてみたいジレンマや

彼に人生を翻弄される私たち二人とも被害者ねと、

そのうち

「私も(子どものために)働かないといけないかしらね」

 

 とまで言い、いやいや恐れ多い!!!と焦る場面も。

 

 

奥様と私、20歳差

 

彼が18歳の時30歳の奥さんと結婚。

決して健康上の理由で出産できない身体ではなかったのに

中卒で板前修業中だった苦労人の夫を支えてきた妻。

 

 

今でこそ40代で出産も珍しくないが

90年代当時、43歳では出産なんか考えられない時代…

 

23歳の妊婦を前に、どんなに悔しかったろうと思うし

なんて寛大な、人の気持ちに寄り添える人なんだろうと思う。

 

「お身体お大事に」といわれて電話を切って以来

その後二度とご縁はないまま、数年前に他界されたそう。

 

 

 

妻に敬意をもって影を生きていく女が妾

 

不倫だの略奪だの、ヒトは”面白いドロドロ話”が好きだけど

確信犯で不倫するなら妻の了承を得つつ身分をわきまえて行動すべきだし

隠し通すなら徹底して影を生きる覚悟が必要。

 

よく「不倫女が家庭を壊した」というけど

家庭を壊す行動に出たのは不倫主の夫であって、

むしろ妾はそれがバレないよう「家庭を守っている側」を担っている!

 

離婚してから付き合うのが筋だとか

略奪婚とかいうけど、そんなんまったく拒否!

不倫するような男、離婚してコッチ来られても困る。

 

ごくまれに、略奪婚でも幸せになれる人もいるだろうけど

そんなの宝くじ一等に当たるような確率だと思ってる。

 

ズルい人とはずるい付き合い方でいい。

 

子どもの父親として存在してもらう目的だとか

仕事がうまくいくように人脈や技術を使わせてもらうとか

生活を支援してもらうとか…金がなければ知恵を出せと言ったこともあるw

 

とはいえ私も育児優先で、男に執着していられないから

何年も音信不通でいたこともあったし、

息子の教育に男親が必要なときは呼び付けて対応してもらったりもしましたよ。

 

共通の子どもの親としては運命共同体なので

信頼せざるを得ないしこれからも仲良くやっていかないと。

 

妻がいなくなって「不倫」ではなくなったけど

繰り上げ妻になる気はないし、

妾というスタンスは今後もずっと変わらないなぁ

 

 

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