妊娠がわかった時、私はバーテンダー。夜に働き、明け方に帰る生活は、赤ちゃんが生まれたら続けられない。でも、学歴は高卒。資格もスキルもない。
いわゆる“ちゃんとした会社”に入っても、おそらく薄給で時間を奪われるだけ。それなら私は、発想を逆にした。
“子どもと生きる時間を守るために、どう働くか。”
そこで思いついたのが「物書き」。
当時まだ珍しかった“最初から結婚しないシングル母”という視点を武器に、雑誌へ企画を持ち込み、連載をつかみ取った。
道は最初から用意されてなかった。
だから私は、作ったのだ。
「できない理由」より「やれる方法」を探して。